キツツキと雨

役所広司さんは、
何だって
普通のおじさんに、
なりきるのが、上手いのだろう。

(普通、というのは、語弊があるが)


「キツツキと雨」では、
山あいの村で、林業に携わる
おじさん

ベテランで
木に登るすがたも
頼もしく
天候の変化も察知する

ただ、
数年前に奥さんを
亡くし、
息子は仕事を辞めて
家にいて、

おじさんは、元気がない

そこへ、
映画の撮影隊という
非日常が、やってくる


仕事の邪魔をされ、
ロケ地に道案内させられる
エキストラが、足りず、
ゾンビの役まで駆り出され……

そのスタッフの一人、
ぼーっとした、使えない若者
(小栗旬さんが、やってる)

彼の言動に、イライラする
おじさんだが、

なんと、
それが、この映画の監督だと
わかる!

スタッフにも
ぞんざいに扱われる
「監督」に、
息子の姿を重ねたのか、

そこから
おじさんの活躍が始まる

エキストラを村中から集め
 雑用を手伝い、
「監督」を励まし。

進まなかった撮影も
俄然、熱をおびてくる

だんだん撮影にも
興味をもってくる
おじさんの表情がいい🎶✨

目を
くるくるさせて、
生き生きと、無邪気で

こどものような好奇心に
あふれている

こんな目ができるのか、と、
驚きながら
見ていた

(役者さんて、すごい💦💦)

これは、
父と子の、

人生の先輩と
後輩の物語

おじさんは、
息子を理解しようと
歩みより、

重圧によろけ、
いつも、吐きそうな顔をしていた
監督は、

表現するものとして、
毅然と、意思を
主張し、立ち上がる

地味だけれど
笑って、しみじみして、
楽しませてもらった

おまけに、
山崎力さん
平田満さん
まで、出ていらっしゃる🎵
お薦めです😄👍

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