ちいさな神様たち

ちいさな、ちいさな
神さまたちが、
庭の片隅で
鈴を振っている………

私の乏しい語彙では
どんなことばにも
置きかえられない

澄んだ
見事な演奏

毎年の虫たちの競演だ

ずっと
彼らの聲がひびく
秋であるよう

地球が
平穏であるよう……

祈りに似た思いで
一心に聞く

しばしの間
私のからだは
耳だけになる
沙羅

沙羅

日々まったり

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