読書

ミステリーばかり
読んでいた

クリスティ
アイリッシュ
クイーン

ふん、
また、推理小説か

ある時
父に吐き捨てるように
言われた

何が悪い
思ったけれど
反論はしなかった

父にしたら
ミステリーなど
娯楽でしかなく
思考を必要とする
読書
とは、程遠く

浅い次元で
読みあさっている私に
忸怩たる思いで
いたのだろう

本を読むとは
そんなものではないと、

もっと
深い思想が
あるのだと
伝えたいものは
山ほどあったろう

文庫や書籍と
空の酒瓶が
混在していた
父の本棚

今は
知る手掛かりもない

沙羅

日々まったり

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